今日は、明日へ。明日は、明後日へ。
そのことに異議を唱える人は、なかなか、居ないだろうけれど。
「過去は、自分の後ろにあって、未来は、目の前に続く」のかというと、それは、全員一致でもないらしい。
「過去は、目の前にあって、未来は、後ろにある」
それは、アンデスの高地に棲む、アイマラの人々の時間の捉え方。
「先祖は、目の前に居て、子孫は、後ろ」
「今日は、前からやってきて、明日は、後ろに続く」
彼らの考え方は、たぶん、こんな風。
*過去は、記憶や歴史があって、分かっている⇒見える⇒目の前にある。
*未来は、まだ記録や記憶がないから、分からない⇒見えない⇒後ろにある。
いままでの人生で、一滴たりとも、想像しなかったイメージに、私は、興奮の絶句!!
しかも、考え方をシフトしてみると、あながち理解不能でもなかったりする。
私たちは、歩みを基本としているのに対して、彼らは、視覚を基本に時間を捉えている。
それだけのことだけど、派生するのは、天と地ほどに違うイメージ。
なんだか、自分の世界を突き破る何者かの気配を感じて、とてつもなく、喜ばしい。
こんなふうに、私たちが、自明の真理と信じて疑わないことだって、全世界の人々が、同じく考えているはずもなく。
そういう衝撃に、愕然とする楽しみが大好きで、私は、新種の人やものの出現が待ち遠しいのだと思った。改めて。
いつか会話してみたい、アンデスの彼らに。
私の前にあるのか、後ろにあるのか、定かではないけれど、未来のどこかの地点で。
きっと maki+ならつきやぶれるよ 笑顔