ご先祖様を訪ねる:『三枝城』跡のお寺探訪 + とよ子の流儀「寺」。

4月初旬、まだ、桜が咲き誇っていた頃。
我らが先祖に繋がるのではと思(おぼ)しき、「三枝城」跡のお寺「宝積院」を訪れた。

「三枝城」は、長寛2年(1160年)三枝氏により築城され、十代、210年余りに渡り、居城とされていたものの、
永和3年(1377年)の落雷による火事で焼失し、城主も、別の地に移り、城を構えるに至ったと、伝えられている。

さて、どんな探訪になったのか。
どうぞ、御覧あれ。
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1. まず、初めの驚きは、電信柱に発見した「サエグサ」の文字!
電信柱までもが、サエグサを名乗る、ここの住所は、「姫路市夢前町前之庄三枝草」。
漢字は違えど、“三枝草”と書いて、これまた、“サエグサ”と読むらしい。ホッホーウ!

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2. イザ、「宝積院」へ!

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3. どれほどの歳月を、この地で過ごし、時の移り変わりを見て来たのか。・・・うっとり、艶やかな
なんなら、この樹に、かれこれの歴史のあれこれを、是非とも取材してみたい。

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4. 石垣が醸し出す、城跡の趣き。
お寺の入り口までは、この坂道を少しばかり、テクテク。
写真左下に見える、細長い案内看板には、『史跡 三枝城跡と的場山宝積院(観音寺)』の文字。

別の面には、以下の解説文
『宝積院は天台宗の寺院で、天安2年(858)玄常上人の開基とされる。
明王寺谷にあって松尾山明王寺と呼ばれていたが、寛文年間(1661~1673)に現在の三枝城跡に移り、的場山宝積院と改称された。』

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5. 坂道を上り、石段を上って、門をくぐると、広く開けた空間。
立派なお寺が、堂々姿を現した。うわぁお、スバラシ!

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6. 「本堂」
三枝家の家紋(三階松)は、どこにも見当たらないというのに、武田家の家紋(四つ割菱)が、片っ端から、に!
しかも、窓のカタチまでもが、菱形!
どんだけ、武田びいきなん?!と、ツッコミたくなるほどのタケダ・フェス。(笑)
やはり、三枝と武田には、何かしら特別な由縁があるに違いない・・・と、確信を深めつつ。(
ますますの謎解きの愉しさに、心、踊る。

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7. ここが、まだ「城」だった時代には、一体、どんな景色が見えていたんだろう?・・なんて想像しながら。
見下ろす、外界の面白味! まるで、時空の旅人気分。

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8. 手入れの行き届いた、綺麗な境内

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9. 味わい深い時間だったなあと、しみじみ振り返る、夕陽の刻。

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10.【番外編】とよ子の流儀「寺」

かつて、おじいちゃんと一緒に、お遍路を廻ったときのトラウマにより、「寺」=「歩く」のイメージが、こびり付いているのか、
「寺」と聞くだけで、あからさまに、テンションを落として来るのが、この御老人、とよ子(おばあちゃん)!(笑)
この日も、当然、寺に興味など、1ミリもない。

[左上] 帰る段になって、やっと、元気を出し始める。娘のみよ子を探しているところ。「みよこは?」
[左下] 信心深さ皆無の彼女の気持ちを、代弁。「寺なんか、どっちでもええねん。」
限りなく核心を衝いているであろう、この言葉。(笑)
[右上] にっこり!人形的な何かを持つと、いい笑顔が出る仕組みらしい。「マーサー・ガーサー」と一緒に。
[右下] いかに「どっちでもええ」かが、テキメンに表現されている一枚。(笑)
坂道を下り終わるまで、娘・みよ子と、孫・ダイチに、手を引かれていたはずが、
車が近付くやいなや、猛烈な勢いで、二人の手を引っ張り出すという、分かり易さを発揮。早く帰りたい一心!

揺るぎない、「とよ子の流儀」!

ちなみに、そんなおばあちゃんは、後に、「三枝氏」を臣下とした「赤松氏」の系統を母に持つ、家柄の出身。
いやはや、奇遇!
その上、さらに奇遇なことに、私が、化粧水として愛用している天然水も、まさに、この地に湧き出る水!
それとは知らず使い続けて、かれこれ10年以上。
ナルホド、相性が、イイ訳ダ!

人生のあらゆる所に蔓延る、シンクロニシティ。
すべては、本来、そういう風になっている。

嗚呼、いい旅!



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とよ子の流儀あれこれ
Commented at 2014-05-02 07:53
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by makisaegusa at 2014-05-02 10:27
> A.

いやもう、とよ子の「どっちでもいい」のレベルは、そんな範疇の話ではありません。(笑)
常人のそれなど、遥かに凌駕!
なんせ、本当に、今を楽しむということの出来ない人物。
世界に誇る、トヨコイズムなわけです!恐るべし~♪

会えばさらにガッテンするでしょう。
今日も、いい日を。
by makisaegusa | 2014-04-28 04:16 | Travel-旅+おでかけ | Trackback | Comments(2)