その感情が抱えていた、混沌、蠢き、捉えどころのない触感、それら全てが、潔癖になまでに失われてしまうのは。
言語が生まれるより早く、誕生していた私たちが、言語を上回る、数多の感情を有している生物だからであって。
その言葉にならない感情を、たやすく、変換しようとしたときの都合良さは、本質を喪失させているに等しい。
筆舌に尽くしがたい、そのやり場のない感情の不快さにも、そろそろ慣れてみればいい。
さすれば、使い古しの用語に、感情を見失うことがない。
骨董になることがない。
⇒これまでの写真とことば
記憶のジュークボックスから適当な歌を引っ張り出すのがせいぜい。
たとえばこんなラヴ・ソング/RCサクセション
http://t.co/EdvzQqB
言葉で感情を表すのが歌なのに、言葉で何が言える?と歌ったこの曲。
中学生の僕には革命的SHOCKだったな。