[DAILY STUDY] 飯田哲也氏[ISEP]のヴィジョン+電力ゴザイマス+Shing02「僕と核」。

人々が、やっと、エネルギー問題について考えるようになってヨカッタヨカッタ、、、、だなんて余韻に浸る時間など、数秒で充分。
この瞬間にも、何万、何十万の人々が被曝にさらされている、未だ、切迫した状況下。
隠蔽や改ざんされている情報の多くは、当然と言って良いほど、権力の側にあり、隠された一つの情報が、命を分けると言っても過言ではなく。
進行形の災害は、まるで私たちの忍耐力を試すかのように、苛酷。
だからこそ、私たちは、今、怒りをもって、信じるに値する情報を渇望しなければならない。
クドいまでの執着心で。
そして、考えなければならない、未来について。

[TODAY'S STUDY: 1. ISEP所長 飯田哲也氏のヴィジョン / 2. 電力ゴザイマス / 3. Shing02「僕と核」 / 4. 情報源まとめ]

1. ISEP所長 飯田哲也氏のヴィジョン
何が起こっていたのか、何が起こっているのか、これから何をすべきか。
岩上安身氏[IWJ]による、「環境エネルギー政策研究所 [ISEP]」所長 飯田哲也氏インタビュー。


環境エネルギー政策研究所 飯田哲也氏インタビュー」(2011/5/26)

"上から目線で国民を愚民視し、表面的秩序を守ろうと国民をすり潰してもかまわない、しかし根拠の無い国体を守ろうとする防護反応が極めて強い。"


2. 電力ゴザイマス
計画停電の気持ち悪さは、原発がなければ、こんな不便なことになるのだという脅しであった点。
私は、3.11以降、それまで原発について無知であったことを恥じ、反省し、出来うる限りの情報を集め、学んで来た。
その中で、私が、はっきりと導き出した結論は、原発は容認できないということ。
発電の過程より、作業員を被曝させ、さらに発電したエネルギーは効率が悪く、経済的にみても、どの発電よりも費用がかかる。
核反応により生み出された危険な核生成物を、何万年も先の未来の人々にまで託さねばならない、無責任な発電方法。
クリーンなどとはほど遠く、私には、原発と共にある未来は描けない。
ドイツ、スイス、台湾、、、、決断をした国々と、停滞する日本。
以下は、改めて小出裕章氏に問う「原子力」という発電方法についてのインタビュー。


「吉田照美 ソコダイジナトコロ」(5/26 文化放送):京都大学原子力実験所 小出裕章助授 インタビュー / →関連ツイート(要約)
"どれだけのお金がかかるのか、その作業の為にどれだけの二酸化炭素を出さなければならなくなるか?というようなことを考えたら、原子力こそ最悪だと私は思っています。"


3. Shing02「僕と核」
音を創る人、Shing02による核と世界についてのリポート『僕と核』 を必見のこと。その明解さたるや!!
どのように、私たちの世界が形作られて来たのか。
同じ轍を踏まないために、"今"という時代も含めた歴史から学ぶことを、既に、始める必要がある。

→「原子力産業と被ばく者の歴史的相関図」:日本に繋がる、世界の核。過去から現在までの、広く絡み合う様相。
→「現実 vs データ:卓上で希釈される放射能」:明解極まりない。現実の放射能を安全にさせる、データのトリック。


4. 情報源まとめ

ドイツ気象局による放射性物質拡散予測
現時点では、数日の間に、北からの風で関東から、広く西日本、九州にまで拡散する予測。
念のため、マスク・帽子を。乳幼児は、極力外に出さないように。

⇒『京都大学原子炉実験所 小出裕章先生に聞く "福島原発事故の現状について" 』:Radio News「たね蒔きジャーナル(MBS1179)」
現状を把握するのに最適。問題点などの丁寧な指摘、解説を聴ける。

⇒『原発関連いろいろ情報』:原発に関連したインターネットサービスや情報を紹介している。関連番組情報や、信じられる人情報なども。

⇒『Peace Philosophy Center』:情報いろいろ。平和で、持続可能な世界を創るための対話と学びの場。

⇒『福島原発事故後の避難勧告情報の総合まとめ』:その他のまとめもスバラしい!
 →「食品汚染まとめ」 / →「避難勧告情報まとめ」 / →「被ばく症、被ばく患者、被ばく遺体まとめ」 / →「土壌汚染まとめ」 / →「医療情報まとめ」...他多数


⇒maki+'s Blog:これまでの「DAILY STUDY」/⇒maki+'s Blog:『3.11』関連トピックス
by makisaegusa | 2011-05-29 01:34 | Daily Study-学ぶこと | Trackback | Comments(0)