[DAILY STUDY] TEN=IEA、SPEEDI予測、アーニー・ガンダーセン氏、メルトダウン。

東日本大震災から、2ヶ月。
私たちが、まざまざと見せ付けられているのは、
ひとたびの原発事故が、人々から、土地を、住まいを、暮らしを、文化を、地域を、将来を、、、全てを奪い去ってしまうのだという、惨さ。
私は、そして、しばしば考え込んでしまう。
もしも、私が、原発の周辺住人だったならば、・・・もしかしたら、もう二度と戻っては来られない我が家から、最後に何を持ち出すだろうか?ということ。
答えには、到底、辿り着けず、繰り返すばかり、消化不良の自問、自問。

0. TEN=IEA
3.11以降、信じ難いことに、報道で使われる日本語が、とんでもなく歪になった。
最も的確さを捨て、自由に含蓄を増やした用語の代表格が、「安定」「安全」「風評」。
そして、筆頭が「ただちに影響はない」。
幾度もこの耳障りな言葉を聞くにつけ、その言い終わりまで私の集中力は続かないため、もう頭文字を取って、"TEN"くらいに略してくれればいいのにと願いさえする。
ニュースでも、「以下は、例のTEN」と言い換えるだけで、相当スマート。笑
そしてまた、それが意味するところは「いつか影響がある」であり、奇遇にも「国際エネルギー機構」の略称に同じな「IEA」。
そんな日常的、戯れ言空想断片、数式遊びに、こっそり私は、満足げ。笑
・・・という訳で、本日のトピックは以下の通り。

[TODAY'S STUDY: 0. TEN=IEA / 1. SPEEDI予測 / 2. メルトダウン / 3. アーニー・ガンダーセン ]

1. SPEEDI予測
さて、放射能の放出が止まったというニュースなどは、いまだ入って来ない。
ならば、過剰であろうとも注意を怠るべきでなく、バカをみたなら、数年後、バカだったなと笑えば良い。
以下は、事故後、約2ヶ月を経て、やっと一部公開(3月25日分まで)された「WSPEEDI」による『ヨウ素131の表面沈着量』予測データ。
2ヶ月前の予測を見せられるだなんて、実に、不誠実この上ない。
何より、守るべきものを、完全に取り違えている。
とは言っても、読み取れるデータは、身を守っていく上で、大切なキーになる。

[文部科学省のホームページ >「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)等による計算結果」]
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以下のブログに、詳しい解説あり。ぜひとも確認を。
⇒「文科省ようやくWSPEEDI予測値(広域汚染状況)の一部を公表:東京もチェルノブイリ第三区分入りが濃厚に

このサイトによると、東京や千葉のカテゴライズが推測される、チェルノブイリ第三汚染区分は、
"チェルノブイリ災害から10年から20年の間に、その地域で呼吸しその地域の食品を食べていた人々(成人含む)の中でガンや白血病が増加したエリア"らしい。


5/10から5/13 2100 FLEXPART 全量 放射性キセノン133の飛散シミュレーション 』 ノルウェー気象局
※キセノン131は、放射線を放出し終わったヨウ素が変化して生成される放射性物質

少しでも被害を抑え、生きてくために、知っておくべき情報たちの収集を欠かさずに。
放射能と共にある生活は、望む望まざるに関わらず、長期戦になることは必至。
食品、空間、暮らし方、全てに気を配ること。

武田邦彦(中部大学) HP:原発に関する緊急情報や生活の注意などを配信。毎日確認!

⇒『Japan Geigermap :At-a-glance』:日本各地の放射線測定値を可視化したサイト。

ドイツ気象局による放射性物質拡散予測:全国の放射能一覧、他の拡散予測なども。

⇒『原発関連いろいろ情報』:原発に関連したインターネットサービスや情報を紹介している。関連番組情報や、信じられる人情報なども。

⇒『Peace Philosophy Center』:情報いろいろ。平和で、持続可能な世界を創るための対話と学びの場。

2. メルトダウン
想定までもが、すべて想定外。
起きていた、メルトダウン。
だからといって、原子炉を冷やす以外に方法は、無いのだろうけど。

⇒『京都大学原子炉実験所 小出裕章先生に聞く "福島原発事故の現状について" 』:Radio News「たね蒔きジャーナル(MBS1179)」
現状を把握するのに最適。問題点などの丁寧な指摘、解説を聴ける。
→「メルトダウン(meltdown) しています・1号機」(5/12:mp3)/→要約テキスト
→「被爆の恐さを知ってる者としては避難して欲しい」(5/11:mp3)
→「3号機・原子炉圧力容器の温度が上昇」(5/10:mp3)
→「どこまで危険を我慢できるかと言う判断を」(5/9:mp3)


小出裕章氏:空焚き1号機は溶融した核燃料が圧力容器の外に

⇒時系列での状況:『福島原発事故

3. アーニー・ガンダーセン氏
米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバーでもあり、
元原子力技術者で現在はフェアーウインズ・アソシエイト(Fairewinds Associates)のメンバーで原子力反対運動を進めるア­ーニー・ガンダーセン氏。

ウェブサイトでは、福島に関する見解が定期的にアップデイトされている。
海外からの視点は、日本のそれより、ずっと客観的でスッキリ。
⇒Fukushima Updates:http://www.fairewinds.com/updates:東電福島原発事故について(English)

以下の動画は、日本語字幕付きのもの。参考までに。


福島原発事故の現状:アーニー・ガンダーセンがロシア報道番組で語る』:ロシアのニュース番組で語った、今の福島原発の深刻さ。


福島第一原発3号機の爆発についての解説 』 (4/26):1号機と3号機の爆発について。


⇒maki+'s Blog:『3.11』関連トピック
⇒maki+'s Blog:これまでの「DAILY STUDY
by makisaegusa | 2011-05-12 22:17 | Daily Study-学ぶこと | Trackback | Comments(3)
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Commented by Jimmy at 2011-05-14 09:18 x
>maki

彼の震災以来、想いは多けれど……という日々が続いている。
そして本当に、この国の政治家たちの能力の低さ、限界の狭さに
ただただ呆れるばかり。

個人的には、危機管理に対する「想定外」という言葉が、不謹慎かもしれないけど、笑える。笑えすぎる。

想定してないってことは、危機管理ができてないことを、自ら告白してる
ようなもんだ。気づいているのかいないのか、あるいは確信犯的に使っているのか……(確信犯の正しい語用から外れるけど)たぶん、後者だろうね。

そういえば以前、「想定内」とのたまった、H氏という人がいたっけ?
想定内なら、上出来ってこと。なら、こんな大ごとにはなってないって。
Commented by makisaegusa at 2011-05-14 10:30
>Jimmy

本当に、つくづく、、、
温厚なはずだった私が、悪しき言葉を、ついつい、バカどもに吐いてしまう現状が、
より、この末期症状を、感じさせます。笑
以前、私も、震災以降の「想定外」は、
殺す気がなかったのに、殺してしまった殺人と同じ、想像力の無さと、無責任さを感じると書いたことがあるのだけど。
それを言い逃れに使おうとする軽薄さは、実に笑えます。
想定外まで、想定しろと、、、ねえ?
責任感など、異星の言葉なのでしょう。

うん、確信犯が、多すぎる。
ただ知能犯は、居ないね。笑
利権に群がるばかりの、単純な虫のような、、、
そのくせ、自分たちは、まさか利権など知りませんよって顔をする、不誠実な。
すっごい正直に、いやあねえ、ほんとに原発って儲かるから、
まあ、国民の命なんか蔑ろにしてもいいかなと思いまして、、、って、ゆう
政治家が居たら、その人こそ、悲しいかな信じられるのに。笑

人生の中で、今、私は、もっとも体内に憂いという物質の充満を感じています。
Commented by makisaegusa at 2011-05-14 10:33
>Jimmy 2

あ、そうそう、なんで自宅に帰った人たち、除染が必要なかったんだろうかと疑問だったんだけど、
やはり、水や食料と同じく、そして、年間許容量と同じく、しれっと基準を大幅に甘くしてたことが原因のようでした。
どこまでも、小賢しく、嘆かわしい。
それを知らずに、信じている人も、居るというのに。

怒りより、怒りを表す漢字、一文字、求む。

震災以降、国を頼むと、言われることが増えました。笑
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