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空の裂けるところ。

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心臓に刺ささる錯覚。
ドキリとさせたのは 赤く鋭利な下弦の光。
by makisaegusa | 2006-04-30 23:07 | Days-そんな日々 | Trackback | Comments(4)

かつての海。

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かつて海溝と呼ばれた、深い溝を避けながら。
かつて海底と呼ばれた、地面を、私は歩く。
かつて海外と呼ばれた、あの街に住む、あなたに会うため。

途中、遠くに見えた小高い丘は、かつて島と呼ばれた場所で。
今となっては、ただのトンガリの地形。
共に歩く友人と話した。
あれを、奪い合ってた頃があったよね、と。

・・・どこにも境界線などは、なく。
国と国にも。
海と陸にも。
そうか、ただの地続きの惑星なんだ、ここは。

なんにでも、境界線を引っぱって、カテゴライズしては争う人々に。
嫌気のさした誰かが、栓を抜いて海の水を流しちゃったらしい。
これは、そのときの出来事。

とても多くのことを見付けてしまったんだ、そのいたずらな誰かのおかげで、私。
これは、その日の日記。
いつまでも、忘れないように。
by makisaegusa | 2006-04-29 23:45 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(2)

はたして80歳。

d0018646_11264896.jpg日本科学未来館での特別企画展「脳!-内なる不思議の世界へ-」に行った。
様々な生物の脳や、そのしくみを展示している。
五感を司る脳が、引き起こしている日常的な錯覚や、
損傷による奇妙な病気などを、幅広く教えてくれた。
納得のいかないことも多々あったけど、
それが自分の中にあるのだと思うと、不思議ぃな世界を感じる。
幻聴までも、体験できる新鮮さにも驚愕しつつ、
何よりの驚きは、あたしの脳年齢が80歳だったという、その診断。
キャーーーー!!!!!と叫び。
まさかそれは、凄まじい進化?!などと考えるこの脳は、
きっと、のん気なハッピーマニア。

[脳!-内なる不思議の世界へ-]
2006年3月18日(土)~5月31日(水) Mar 18 - May 31 2006
日本科学未来館 National Museum of Emerging Science and Innovation(Miraikan)[Odaiba,Tokyo]
開館10:00-17:00 (火曜日休館) Closed Every Tuesday
Admission Fee Adult:900yen ,18 years old and under:350yen
URL http://www.miraikan.jst.go.jp
by makisaegusa | 2006-04-27 00:26 | Days-そんな日々 | Trackback | Comments(19)

低反発性日常観。

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流行の低反発クッションに、守られているような、居心地のトリック。
外部からの刺激には、鈍感の極み。
その麻痺の内に、暮らすような。
遮断され、幻惑の現実に、翻弄される偽りの世界像。
それもまた外部には漏れ出さない、閉塞。
ここは、孤島。
反発までも、低反発に吸いこまれそうな。
by makisaegusa | 2006-04-26 00:01 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(0)

展開~崩壊図:ボロボロチーズ。

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「ボ」じゃなくて、「ポ」じゃないかと、思う、その表現。
こんなところに、発見した新種の日本語。
・・・そんな、雑巾みたいな、ねぇ。

≪要冷蔵≫
凍結した場合はチーズがボロボロになりますので、冷凍庫には入れないでください。

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[Cheese]
+ "Cheeeeeese" 139×244mm
+ tracing paper* light blue + orange
+ pen* black
+ maki+sgs
by makisaegusa | 2006-04-24 10:45 | Painting/Drawing-エ | Trackback | Comments(5)

貴族っぷり。

d0018646_17173633.jpg目を閉じれば、そこはヴェルサイユ宮殿。

今日は、チェロとピアノによる、サロンコンサートへ。
細かい指使いまでも、間近に感じられる贅沢。
空気を揺らして伝わり広がっていく波動を、
こんなにも、近くで感じられる喜び。
カラダに浸透する音によって、
時に、心は弾み。
時に、涙ぐみ。
そして、優しくほぐされていく感覚の雅。

いちばん大事な感情が、
ことばには、ならないんだってことを。
---昔っから、人は知っていて。
こんなにも美しい旋律を奏でる楽器を、創り出したのですね。

音楽とは、感情の紡がれた形。
それは、目には見えずとも。

kizoku [lily#2]
- broach
- 65×80mm
- luxuriuous stones,gorgeous pearl beads, etc.
- by maki+saegusa
- モチロン 紋章着用
by makisaegusa | 2006-04-23 17:11 | Kizoku project-キゾク | Trackback | Comments(0)

それは速報。

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“オ先真ッ暗”とは つまり めっぽう 明るいニュース。
by makisaegusa | 2006-04-22 14:49 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(3)

銀30枚。

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レオナルド・ダ・ヴィンチが偉大な芸術家で、
「最後の晩餐」が傑作だなんてことは、周知の事実。

ただし、特筆に価するのは、
当時の一般的価値観を、根本から覆した作品であるという点。
裏切者のユダを、テーブルの逆側に位置づけるのでなく、
他の使徒たちと同じ側に、着席させたという重要さにおいて。
それは、善と悪が、対極のものではなく、
むしろ明確に分かつことのできないものだと示した偉業。
誰しも、ユダになりうるのだという危うさを、呈しながら。

・・・たとえ、その解釈が彼の意図に反するものだとしても。
善と悪なんてものは、常に紙一重。
それらは共にあり、同じところから生まれるのだから。
私たちは、いつでも、その危うさの上にあって、
どちらに転ぶかなど、微妙なサジ加減ひとつなのかもしれない。
目には見えない、せめぎ合いの結果として。

敵は、いつも内側にいる。
何よりの味方である、自身の中に。
by makisaegusa | 2006-04-20 23:38 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback(1) | Comments(7)

甘党。

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あの時間は いつも お隣にあるのに。
距離だけが 宇宙拡大の勢いで 遠ざかってく。

だけど それは はちみつの濃度と糖度。
あたしを 過去完了のさよならに おびき寄せるだなんて。
ひどく薄情。

そんな みつばち。
ダンスは上手。
光の射す方向は・・・ 分かってる。
by makisaegusa | 2006-04-19 20:48 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(0)

ポックリ・システム。

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私が 息を吹き返すと 世界も 息を吹き返した。

私が 動き出すと 世界も 動き出した。

これは ただの感覚 だけど。

その鋭さを失うと 私は たやすく死んでしまう。

同時に 世界も 命を落とす。
by makisaegusa | 2006-04-16 13:21 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(2)