グレー域。

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白と黒の間を、行ったり来たりのグレー域を歩いている間。
低速な日々に、いくら、もがけども進まない海中に似た、焦燥感だけを募らせて。
深海までは決して届かない、光を探すような絶望にも苛まれつつ。
もう一度、世界が鮮やさを取り戻せるなんてこと、もうないんじゃないかって不信感ばかりが積もって、
一筋の光を見付け出すことは、もしかしたら、奇跡なんじゃないかって暗示にかかりそうになるけれど。

ただ、たとえそれが奇跡だったとしても、奇跡らしき出来事は、意外と頻繁に起こる。

鳥のさえずりを、ただ素敵と聴き、花の彩りを、ただ綺麗と見る。
軽やかな気持ちで、そう感じられる日は、風に乗ってくるいい知らせみたいに、ひょっこりとやってくる。

だからそれまでは、細密な時間の中、
ゆっくりの速度の時にしか見られない景色を、しっかり目に焼き付けることを忘れずに、
時々は空を見上げて、ここが深海の底じゃないってことを、確認しながら。
そんなに、焦らず毎日を生きてけばいい。
それは、間違いの道だったわけじゃない。
by makisaegusa | 2009-06-11 03:47 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(0)
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