形見のアコーディオン。

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実家で、おじいちゃんの部屋を片付けていて、見付けたのは、古い古いアコーディオン。
ずうっと前、私が子どもだった頃、おじいちゃんがそれを発見して、懐かしそうに弾いてくれたのを思い出した。
おんぼろになってしまった小さなアコーディオンを、陽気に鳴らしながら昔話を聞かせてくれた日は、
いまだとても近くに感じられるのに、楽器を残しておじいちゃんは、もういないだなんて、どこか不思議な感じがしてしまう。
まるで、人の一生が、物の一生を追い越してしまったみたい。いや、その逆?

人の命がいつかは尽きることとか、物はずっと想いを留めて生き続けることだとか。
そういうことを改めて考えていると、まるで新感覚の無重力空間にいるみたいになる。

全部の音を上手に奏でられないところも、修理跡がいっぱいのボディも。
すべてが愛おしく感じられるのは、愛おしい人の大切な想い出を含んでいるからに違いない。
今は、私のもとにある、そのアコーディオン。
手に取るたびに感じる、歴史のにおいは、じんわりあたたかな体温を感じさせて、タイムトラベルの気分。
時を超えてつながりあえることに、感動。
自分の時間も、すこしずつ染み込んでいくことをイメージしながら、ずっと大切にしようと私は誓う。
by makisaegusa | 2009-02-22 03:14 | Recommend-トテモステキ | Trackback | Comments(0)
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