80年ぶりに巡り会う人と場所。

自分の歩んだ人生の刻みに触れる一瞬。

まるで、時間が巡り会うように、おばあちゃんが、80年の時を経ての生誕の地"広尾"を訪れ、
私は、その地の80年前を想像しながら、一緒に時間の旅をした。
d0018646_22453171.jpg
photo: 母校"広尾小学校"前で。

曇り空の下、タクシーで向かった、かつての渋谷村。
確かに、その頃には無かった、多くのビルたちが、幾度もおばあちゃんを驚かせ、
当然のことなのに、それが私には、とても新鮮な感動として届き、
時代の流れが、場所を変化させるという現実を、とてもリアリティをもって感じさせた。

場所には、記憶が残り、ベルトコンベア上に乗っかってたみたいに時代は、景色を移ろわせる。
d0018646_2248411.jpg
photo: 小学校の看板と一緒に。

おばあちゃんは、「昔とはぜんぜん違うから、行っても仕方ないねんけど」とか言いながら、
それでも、全く変わってしまった校舎を、斜めに見上げながら、当時を懐かしんでいた。

渋谷村に生まれ、関東大震災の頃、2歳だったおばあちゃんは、
小学校二年生の頃まで、広尾の日赤病院の裏に住んでいて、その後、兵庫県のとある山奥に引っ越した。
当時は、今よりももっと町と田舎は、違ってて、おばあちゃんは、ランドセルに革靴だったのに、田舎の子どもたちは、モンペと草履。
しかも、勉強の出来る子が、やってきたおかげで、みんなの順位がひとつずつ下がったから、
さらにいじめられて、もう、たいへん。
勉強の出来ない子は、いじめなかったから、そんな子とばっか遊んでたんだって。笑
(ときには、ニワトリに服を着せてままごとしたりね。)

そんな思い出を、本当についこの間のことみたく、いつも、話してくれる。
d0018646_2249321.jpg
photo: 歩道橋から広尾小学校を振り返る。

私の歴史なんて、おばあちゃんのそれとは、比較にならないほどの短さだけれども、
きっと、今、私が、自分の人生を振り返るのと同じような身近さで、
年をとっても、人は、つい先日のことのように、50年前のこととかを思い返すんだろうと思う。

時間は、プラスの方向にしか進まないから、思い出との距離は広がるばかり。
それは、少し寂しいことだけれど、記憶の残る場所には、景色が変わっても、行けば感じられる土地の鼓動があるような気がする。
おばあちゃんの時間と私の時間がクロスするような、シンクロするような。

私も、大切に日々を刻んでこうって、そんなことを思いながら。
初めての広尾小学校を、自分にとっても、大切な宝物のように感じつつ、その場を後にした。
いつもみたいに、おばあちゃんと、ギュっと手をつないで。
by makisaegusa | 2008-10-10 22:28 | Grandma-とよ子 | Trackback | Comments(8)
トラックバックURL : http://makisgs.exblog.jp/tb/8756233
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by TAKA at 2008-10-13 03:47 x
らんらんをひざに乗せてメッセージ書きます。
人生って、それぞれが生まれつきあてがわれたひとりひとり異なった環境(その人の性格も含めて)の中で、それぞれのやり方で生きていく様だから面白いのだなあと思う。
だから誰かの人生をまねしてもしょうがないのでしょう。
おばあちゃんの人生の中で、まきちゃんが生まれ、お互いにそれをうれしく感じるという、そういうもっとも原始的な感情を、とても美しいと思います。
Commented by TAKA at 2008-10-13 14:02 x
そう、Nuevoのことだけどね、この前のは忘れたのじゃなくて、もう必要なくなったのです。
もう、いつもNuevoを意識する自信があるからです。^^v
あとしつもんですが、「時計はいわし」の派生した意味ってどんな意味だったっけ?おぼえてる?
Commented by makisaegusa at 2008-10-15 01:38
>TAKA

らんらんが、おっきくなって、前よりも重くなったんだろうなってことを、想像しています。
もっとプリンセッサになってきたかなーーー♪

ほんとに、人生の宿命やら、運命やら、そういうことを考えると
ますます、おもしさを感じます。
私が、なんで、タカサンと友だちになったのかって、
そんなことも、考え始めると、どこをスタートだとはいえないほどに、
すべてが、つながりを持っていて、すごく幸せな気持ちになってくるのでした。
不思議なものですなあ。笑
Commented by makisaegusa at 2008-10-15 01:46
>TAKA

そっか!
もうNuevoじゃなくてもいいんだね。
イヒヒ

それから!!!
「時計はイワシ」の仲間用語をご案内しましょう。
まずは、あのときに発明されたものの紹介を。
「はなこの鼻」・・・類語「ハナコは鼻子」 あと「病み上がれハナコ」
「世界はイワシ」・・・すべてはイワシだから、ミジンコもイワシで、それは格上げというわけで、イワシでイワシを買うイワシ。イワシを食べるイワシ。
そんなのはどうせイワシなんだよ、所詮イワシなんだからーーー、という。笑
「富士山ずっと崖」・・・絶対ムリとみせかけてゼーーっタイ、ムリ。 類語「恐山ずっと崖」
「マキの歯」
「押し入れにサイトウ」笑 「のぞきでサイトウ」あはは
もう、たくさんすぎて何が派生語なのかもわかりませーーーん!笑

Commented by TAKA at 2008-10-15 02:56 x
あははははははははーーーー!!!
「世界はいわし」だ!!!
ぼくが忘れてたことばです。
いわしでいわしを買ういわしってあったっけ?!
たしかに右を見ても左を見てもそんな状況ばかりだね。
病みあがれハナコーーーー!
懐かしすぎる。(爆)
Commented by makisaegusa at 2008-10-15 08:49
>TAKA

イヒヒーーー!!!
よく考えてたね。
一年前かーーーーあ。あっという間だね。
不思議な日々でしたっ***

もう鼻子は、さすがに病み上がったかナーーーーー?????笑
Commented by risa at 2008-10-15 22:54 x
なんて素敵なのっ!
わんだふる☆☆
まっきんとおばあちゃんが羨ましく思ったよ。
Commented by makisaegusa at 2008-10-15 23:28
>risa

うん、とってもたのしい時間だったよ。
今度、コープさんでおばあちゃんに出会ったら、
東京にいったんやってねえーーー♪と、話しかけてね。
箱根の温泉にも行ったんだよーーー。

それから、リサ!!
誕生日おめでとう!!!!!でした。
<< よいひよこ。 レジェンドとよ子の誘致ミッション。 >>