スライドショウ「生きてく子どもプロジェクト」

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DAYS JAPANフォトジャーナリズム展「地球の上に生きる」を訪れ、
"知り得た現実は、自分の手に持っているだけではなく、社会にリリースする必要がある"と、痛感していた矢先。
本当に長らくお待たせしました。
多くの方からのご支援のおかげで、取材を敢行することができた
「生きてく子どもプロジェクト」(←リンク先は、プロジェクト概要と2007年9月の講演の話)、
そのスライドショウが、とうとう、完成しました!

*⇒「生きてく子どもプロジェクト」スライドショウ

先日、11人の作家による展示も大盛況のうちに幕を閉じた、T.T.T. PROJECT eco bag企画ですが、
「生きてく子どもプロジェクト」が、バッグ売り上げの一部寄付先のひとつになりました。
私のすばらしい友人で、T.T.T. PROJECTの発起人でもあるtaoshinに、深くでっかく感謝します。
ほんとうに、ありがとう。

さて、2007年に南米チリにて取材を開始した、このプロジェクト。
以下、サイト用に作ったテキストで解説していますので、ご覧ください。
また、「生きてく子どもプロジェクト」を、少しでも多くまわりの方々に、知らせて頂ければ幸いです。

私が撮った膨大な写真と、少女たちの発した言葉をまとめ、スライドショウ(約15分)にしました。
体感してください、生きることの意味を。

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「生きてく子どもプロジェクト」は、2007年南米チリで発足した、命の意味を伝えるためのプロジェクトです。

私たちは、サンホセ財団の協力のもと、ある少女たちの取材を開始しました。
訪れたのは、住宅街の一角にある施設。そこでは、10代から20代の、経済的に恵まれない少女たちが、共に生活を営んでいました。
共通するのは、全員が妊娠しているということ。
ほとんど自分のものを持たず、時間割に従って勉強したり、祈りを捧げたりしながら、出産までの日をていました。
子どもを養子に出すか、自分で育てるのか決定し、施設を去ったのちには、また新しい暮らしを始めることになります。

こういった現状の背景には、独特の宗教的事情が存在しています。
チリは、熱心なカトリック国であるため、決して中絶が認められておらず、
ドラッグの蔓延による事件や、レイプなどによる望まれない妊娠であっても、出産を余儀なくされてしまうのです。
それは、経済的に貧しい場合や、母親になるには幼すぎる年齢の場合でも、その選択肢は、変わらないのです。

取材を通じて知った少女たちの体験の多くは、想像を絶するものでした。

不安や葛藤を抱え、過酷な試練を乗り越えて、今を生きる彼女たちは、とてもまっすぐに、強い信念を持っていました。
限られた選択肢の中で、彼女たちのひとことひとことが表現するのは、悲観でも、楽観でもなく、生命の強さと喜び。

私たちが、記録し伝えたかったのは、悲惨な現状のリポートではなく、いかなる状況でも、希望を失わずに生きる少女たちの笑顔。
「生きる」を動詞することの意味です。

命を取り巻く環境が、悪化の一途をたどる日本国内での嘆かわしい現状。

少女たちが、まっすぐに投げかけるのは、私たちにとって「生きる」ことは、どういうことなのかということ。

これは、彼女たちから、私たちへの命のメッセージです。

「生きてく子どもプロジェクト」 Photographer & Editor 三枝真紀

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「生きてく子どもプロジェクト」スライドショウ

私たちは、この取材をもとに、日本での書籍化を考えており、完成した書籍は、病院や学校へ寄贈する他、
一般の販売による売り上げは、取材に協力頂いたサンホセ財団に寄付する予定です。

Director : TAKAOMI SAITO
Photographer & Editor : MAKI SAEGUSA
Assistant : SAIKO MAEDA

いつも、穏やかな心でいられることこそが、真の平和。
何も恐れを持たないで、凪いだ時間を生きられること。
by makisaegusa | 2008-06-05 02:18 | IKITEKU KODOMO-生きてく子 | Trackback | Comments(11)
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Commented by taka nuevo at 2008-06-05 14:58 x
まきちゃんとさいこちゃんの愛情がいっぱいで、とってもよいスライドでした。
涙が出たよ。
Commented by aoitao at 2008-06-05 22:06 x
こちらこそ、ありがとう。
少しでもお手伝いができること、嬉しく思います。
これを見たあとに、襟をただされる気分でした。
そして僕は僕の出来ることを、真剣にやっていこうと思ったよ!!
Commented by e/ at 2008-06-05 23:43 x
出来たんだね!
スライドショー見させてもらいました。

署名をしたくらいで何も協力できてなくてゴメンね。
せめてブログで紹介させてもらいます!
Commented by makisaegusa at 2008-06-06 02:02
> taka nuevo

ヌエボさーーーん!
タカさんに、やっと見せられました。
一回ね、私のデータが全部失われて、
そして、もっかい取材の時のノートから、テキストを全部再構築しました。w
たいへんだったーーーー!
だけどね、そのおかげで、もっと彼女たちのコトバのメッセージに近づけた感じがしました。
いろいろ語ってくれたけど、きっと、すべては、ここに通じるんだろうと思って、、、
ことばの順番とかも、悩んだけど、こういうふうにしました。
大げんかした、パウラだけど、写真はいいので、使いました。
うふふ
いまは、taoshinの尽力のおかげで、スライドになったのだけど、
youtubeとかにあげたいです。
タカさん、ありがとねーーーーー!!!
Commented by makisaegusa at 2008-06-06 02:04
>taoshin

今は、とても変化の時期。
きっと、私にとっても、また自分の道を見定めるのによい時期。
これをやっとリリースすることができて、
本当に、嬉しく思っています。
そっちに、足向けて寝ないことにします。笑

こっちにくる予定、確定したら教えてね。
Commented by makisaegusa at 2008-06-06 02:07
>e/

あのとき、イーサンの署名がなければ、取材を決行に移せたのかわからないのですからーー、
それはそれは、重要なサインだったよ。
ほんとに、ほんとに感謝しています。
それから、ブログでも、紹介してくれてありがとう。
少しでも多くの人が、知ること、考えることが必要なのだと思います。
うんうん
Commented by makisaegusa at 2008-06-06 02:11
>taka nuevo #2

えっと、さっき書いたコメントの最後のありがとうは、
このような機会を与えてくれてありがとうの、ありがとうです。w
Commented by onnea at 2008-06-07 21:18 x
スライドショー・・号泣でした。。
私のブログでも紹介させてくださいね。
今の私にはそれくらいのことしかできないけど、できることはやっていかなきゃって思いました☆
Commented by makisaegusa at 2008-06-07 22:59
>onnea

ありがとう、ほんとうに。
私も、彼女たちの言葉をまとめながら、すごく涙が出ました。
そして、自分がいかに、無駄なものにまぎれて生きてるんだろうと、反省しきり。
一番大切なものを、教えてくれるね。
スライド、見てくれて感謝感激です。
ぜひぜひ、紹介をよろしくお願いいたしますー。
うん、自分のできることを最大限にやってけばいいーーーー!!!ね。
Commented by JamyDany at 2008-06-10 11:13 x
苦難に直面した時 強い意志、希望、光 が解決に導いてくれる。
スライドショーでは、すすむにしたがって”ことば”も前向きになりいつしか希望、光に変わってく。写真もそうだった。
人それぞれ感じかたは違うとおもうけど、伝えたい事は一つなんだね!
Commented by makisaegusa at 2008-06-10 21:19
>jjjjjjAMYdddd

↑もう、ダニーと言ってない。あはは

ほんとに、彼女たちはね、突き抜けてた。
それは、悟りを開いたひとみたいに。
そして、いい写真撮るナーーー、マキ。笑
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