カトリック国家であるチリは、その宗教的理由から中絶が違法とされています。
そのため、薬物の乱用によるレイプなど、たとえ望まれない妊娠であっても、子どもを産むことを余儀なくされ、
その結果、多くの少女たちが選択肢のない、人生の過酷さを経験することになります。
子どもを産むことに対する葛藤、子どもを育てることに対する不安、
自分の人生に対する後悔、自責の念・・・。
我々プロジェクトチームは、施設を訪れ、少女たちの生活や考え方などを取材していきました。
少女たちへのインタビューを通して、痛感したことは、
彼女たちの発する言葉が、決して否定的なものではないということ。
むしろ、ひとことひとことは、ポジティブなメッセージとして、
人生の大切なものを、私に再認識させてくれました。
信じ難い苦難を越えてきた、彼女たちの言葉には、本当の意味での強さと生への執着、
新しい生命への責任感、自分や自分を取り囲む人々への愛情など、
私たちがもっと重視すべきことを教えてくれていたのです。
親が子を虐待し、子は親を殺害するというような、あまりにも不幸な状況が、
日常的な事件と化してしまった、現代の日本。
私たちは、真に大切なものを喪失してしまったようにも見えます。
そんな日本に暮らす人々に、もう一度問いかけたいと思います。
生きるということの意味を。
本当に大切なものは何なのかということを。
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というわけで、上記が、『生きてく子ども』プロジェクトの概要。
今年はじめに南米を訪れた目的のひとつ、当ミッションについての講演をつい先日、終えました。ふぅ。
しかしながら、どうしたことか、過去にmaki+saegusaブログに於いて、
このプロジェクトについて紹介したことなかったという、腑抜けっぷり。笑
カクカクシカジカ、こんな唐突な発表、ごめんくださいませ。
講演では、撮ってきた写真と、彼女たちの言葉をまとめ、
ついで程度、私の言葉を添えて、発表しました。
彼女たちの的確なコトバの前には、私の発する言葉など、まだまだ薄っぺら。
えぇ、ほんとに。
そう、生きることを動詞する真実を、教えてくれます、少女たちの紡ぐシンプルな言葉。
当プロジェクトは、新たな機会を設けて、別の方法でも発表しようと企んでいるので、心待ちにしていて下さい。
また、今後は、写真と少女たちの言葉をまとめた書籍としての出版を予定しています。
教育・医療機関などへ寄贈を予定しており、売上の一部は、
FUNDACIONSAN JOSE(里親を探したり、少女たちの生活施設を営む財団)へ寄付され、
子どもたちの生活サポートに役立てられます。
ずいぶん、ぞんぶんに、ご支援・ご協力をお願い致します。
かしこ
独立記念日でした。。。
いきたかったなー。
現実を現実と受け止める彼女たちの潔さというか勇気というか、
ほんとうに自分のちっぽけさを思い知らされます。
野暮にしたくなかったんだけど、野暮用となりさがった
ちっぽけなものに心を奪われ、「生きてく」のお手伝いもできず
恥ずかしい限りです。
こんなぼくですが、講演の話、ゆっくり聞かせてください。
本ができあがったら、ぜひぜひ見たいです。
うちはTakaさんに見せてもらったオリジナルのやつ(スペイン語の)しか見たことがないけれど、ずしーんときた記憶が鮮明に残っています。
ねーーー。
dieciocho!!!!!
えっへん、スパニッシュで言えました。
テキストみたけどね、スペル。笑
こんどさー、セカイのどっかで、待ち合わせをみんなでやろうよーー。
なにかのお祭りの日!!!
わお、ワンダフルなプラン!!!