おばあちゃん學枝:時空を超越するスペシャル企画★とよ子「10年後の未来に手紙を書く」!

毎度、独自のメニューで“ボケ防止”を娯楽する、奇才おばあちゃん「とよ子(92歳)のための遊びの学校『おばあちゃん學枝

前回の「ウォーミングアップ★ご長寿匠芸術・似顔絵「マキと知らない女たち」」に続くプログラムは、時空を超越する壮大な企画「10年後の未来に手紙を書く」!!

うぉおおう☆★☆ファンタスティーーーック!
なんて、めくるめき!

そんなわけで、丸岡文化財団の未来へ届ける手紙『おもいでカプセル便を利用して、
10年後の未来に届くことになる、愉快な時限式の手紙を仕掛けるという、大スペクタクル的イベント(!)をスタートッ。
ドキドキ!

まず手始めに、私は、今回の手紙企画のコンセプトを、おばあちゃんに解説。
10年経ってから届けられる特別な手紙であるということと、その面白味を力説!
・・・するも、おばあちゃんは、どうも納得いかないといった表情で、、、曰く。

とよ子:「10年!?」「なんで届くのに、そんな時間かかるんやろ?」

ナルホド、サスガの観点。
普通なら、今日出したら、明日、明後日には届くであろう郵便物が、
10年もの歳月をかけて到着するってんだから、どこをほっつき歩くつもりかと、いぶかしがるのも分からなくない、な。(笑)
私は、心を立て直し、特殊な会社が保管してくれ、10年経ったら発送してくれる旨を、再三、熱心に解説。

結果、その謎のシステムを理解したのか、しないのか。
ナニハトモアレ、おばあちゃんは、みんなへの手紙を書き始めたのであった。シメシメ!
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『かずこへ 元気ですか。家は皆元気です。
今日は、平成二十七年三月二十七日土曜日 九十貳歳です。
マキと一緒に手紙を書いています。体に気をつけてね。 とよ子より』
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[Letters: 右から順に書いた。娘や息子への手紙、4通。]


宛先は、うちの父親も含めた、おばあちゃんの子供たち!
一種類の下書きを、名前部分だけ差し替えて、4人分仕上げるという作戦を決行した。

「おばあちゃんは、10年経ったら102歳やなぁ!」 なんて会話しながら、せっかくだから、それも書き入れておこうということになり、
下書きにはなかった文言『生きていたら百貳歳です』を、途中から追加することに。

しかし、数字の「2」を、難しい方の漢字「貳」で書こうとしてしまったため、
いざ、書く段階になって、「どない書くんやったかいな??」と何度も訂正するはめになり、
消すだの諦めるだの書き込むだので、一気に斬新なぐちゃぐちゃ感が開花した、2枚目「みよ子」宛手紙

その試みは、3枚目「正男」宛で、さらなる進化を遂げる。
アラビア数字を採用することにより、面倒を回避!・・・するかに思えたのも束の間。
「102」と書くべきところを、うっかり「百」だけ「100」と書き込んでしまったため、
結局、またもや「貳」で、「2」を補充することになったという、絶品の数奇なハプニング

そして、次はどう出るのか?!と、4枚目「吉高」宛を書く様子を、じっくり心待ちに観察していたところ・・・。
嗚呼、なんという潔さ!
新作戦「もう、102って書くのやめる」を発動し、さらっと、下書き通りの手紙をしたため筆を置いたという、えーーーーーー!!
しかしこれこそが、真骨頂。(笑)
揺るぎない、問答無用のファンタジスタ★とよ子の流儀
しかも、似顔絵の人相の悪さ、ハンパなし。

カクカクシカジカ、完成した、似顔絵付きのスペシャルレター!
10年後、開封された手紙が触れる、未知の時代の空気は、一体、どんな風なんだろう??・・・なんて想像しながら、
折角だから、もっと、イロイロ同封してやろうかと、まだ、を出来ないでいる、私の企み。ニヤリ!

続報にも、御期待を。
それは、たぶん、10年後!



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by makisaegusa | 2015-04-12 00:00 | Grandma-とよ子 | Trackback | Comments(0)