今回は、「92歳になった感想」と「自画像」、そして、得意の「似顔絵」が、メインプログラム!
やはり、期待を遥かに凌ぐ、奇跡的ミステイクのトラップが、平然と仕込まれていたという、とよ子の流儀の末恐ろしさ。
なにはともあれ、このトピックを読んだ者は、関西人でなくとも、十中八九、こう、ツッコミたくなるに違いない。(笑)
「だから、マリチヤって誰やねん!」
エンジョイ、アンド、ドントミスイット。
夢中で筆を走らせ、私の似顔絵を描くときであっても、モデルなんぞ見やしない。
もはや、私の存在などお構いなし!
一瞥だにせず、一心不乱に紙と向き合う、その潔さたるや!
この近距離にして、敢えて想像画を描き上げるという荒技と、その圧倒的なまでの集中力は、神業というより他にない。
ひたすら、描く、描く、描く・・・!
そして、ふっと一息つくやいなや、ニヤリ浮かべた不敵な笑み。
・・・・・・・?!
どうやら、密かに、似顔絵なのに、ゼンゼン似てない!ことに気付いた様子。
ホラ、ヤッパリーーー!!!!!!!!!
このあたり、さすがに、期待を裏切らない、ファンタジスタ☆とよ子。(笑)
カクカクシカジカ、驚異のとよ子式によって描かれた作品が、斯くの如き傑作。
以下、ジャジャーン!
【右】「マキの顔」・五拾点と、「知らない人」:ほんとはマリチヤの顔かきたかった。
何の因果か、全員、目の周りがタダレ気味なのは、さておき。(笑)
ハイセーーーーーーーンスッ★
『九拾貳助(才)になりました。自分では 何才になってたかわかりません。
のんびりしたい気持ちですが いつも くしゃくしゃ しています。』
簡潔なテキストが、むしろ、人生のストーリーを感じさせる、なかなかの名文。
クシャクシャしているというのが、少々気掛かりとは言え(笑)、横に添えられた自画像との調和が、またヨロシ。
悪人には片っ端から騙されそうな、気弱そうな表情も去ることながら、特に、注目すべきは、そのポージング!
私が、絵を見て「これ、どんな格好してんの?」と尋ねると、ヒョロ〜っと線を引っぱり、書き加えた文字が、「スネボン」!
(※「すねぼん」とは、「ひざ」を意味する方言。)
膝立ち??・・・と言うと、そういうことではなく、椅子に座っている状態を上から眺めたところらしい。
ホゥ、斬新!子どものように自由な発想は、ナルホド、とよ子の真骨頂!
そして、続くは、新作似顔絵「マキの顔」と「知らない人」!
実は、私と母(マリチャン)を描いたものの、前述のように、本人を見て描いてもないので、似てもおらず、
画伯としても、とんだクオリティの低さに、これはどうしようもないと判断したのであろう・・・。(笑)
私の方は、何割か似ているということなのか、「五拾点」と書き添え、可でもなく不可でもないという無難極まりない評価を下し、
母の似顔絵には、「知らない人」と記し、作画を終えようとしたため、「本当は、マリチャンが描きたかったですって、書いとけば?」と、進言。
おばあちゃんも「そやな」と合意し、早速、その旨を追記した。
・・・・と、すっかり思い込んでいたというのに、後から見返して、エーーーーーーーーナンテコッターーーー!!!!!の驚愕。
そして、すかさず、ツッコむ。
「マリチヤって、誰やねん!!!!」
・・・ミスまでをも味方にする、とんでもない天賦の才!
「ほんとに描きたかった人物までもが、知らない人」だなんて、奇抜の域を突き抜けて、もはや、宇宙!
これほどまで前代未聞の「似顔絵」出現に、似顔絵業界は、激震に次ぐ激震で、もはや、虫の息であろう。嗚呼。(笑)
どこまで、型破りなのか、このご長寿。
そして、知らない人マリチアとは、一体、どういった人物なのか。
次々と掻き立てられる妄想がオモシロすぎて、ありがたさのあまり、とりあえず、手でも合わせておこう、、、ってなことになった、とよ子炸裂の記録。
底知れぬ、御歳92のポテンシャル。
次回作も、お見逃しなく!
似顔絵のお題も、募集中。イヒヒ☆
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