ラオスの旅:#16 「精霊人形」の天才的作家★おばちゃんパリィ。

旅に出る理由なんてのは、“くだらない”くらいで、ちょうどいい。

私が、ラオスに行くと言ったとき、興味津々に「なんでラオス?」と尋ねた友だちへの、私の返答は、こうだった。

「めちゃくちゃヘンテコで、めちゃくちゃイイ感じの人形を作る、おばちゃんに会いたいから!」

旅に出ようと決めたとき、旅の友 ヒサミ (husica)と私は、自分たちにとっての未踏の地から、目的地を選び出すことにした。
すべての大陸、すべての国、すべての文化・・・。地球上のどこか!どこでも!

そして、そんな贅沢に悩める日々の最中。
遂に、「すごい人形作るおばちゃんを、ラオスに発見した!」と、ヒサミから歓喜の朗報!
その姿を確認した私は、すぐさま、合意。
「じゃ、ラオス行こう!」
こうして最終的に、目的地は、えらくカンタンに決定されたのだった。ニヤリ★

ラオスに関する情報と言えば、かつて、世界史で勉強したこと以外、皆無に近かったけど。
旅は、時と天の導くままに。
「今」を分かち合いたい旅の友が一緒ならば、愉しくならないはずがない!

つまり、たまたま、会いたいおばちゃんが、とある町(ルアンパバーン)のナイトマーケットに出店していて。
たまたま、その町が、世界遺産都市で。
たまたま、その国が、魅惑的文化を誇るラオスだった、、、ってな具合。

よって、ここまでのラオスの旅フォトアルバム第15弾までは、全て「序章」であったと思ってもらって、差し支えナシ!(笑)

やっと本題 、第16弾は、『「精霊人形」の天才的作家★おばちゃんパリィ』!!
いざ、シーサワンウォン通りナイトマーケットへ!
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1. マーケットでは、少数民族の雑貨や、アクセサリーエスニックフード露店が、所狭しと道いっぱいに並び、歩くだけで、ワクワク愉しい!
このカラフルで、かわいらしい作品は「刺繍ブック」
いろんな国の言語で刺繍してあって、ストーリー仕立てのものや、ことば辞典みたいなものなど、色々。
ちょっとザンネンなとこも含め、とにかく、風合いが味わい深くて、全部欲しくなる!
特に、正体不明のキャラクターなんかに、心臓ワシヅカミされがち。

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2. ギャ!ラオスのなまはげー?!?!?
日本と、何らかの文化的繋がりを連想させる、その風貌。どうやら、お祭りで登場する神様っぽいものらしい。

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3. ヤヤヤッ!!!!この奇怪な人形はーーーーーー!!!!!!そう、これ、これだーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
数あるお店の中から、とうとう、おばちゃんのお店を発見し、喜びに震える旅人二人。
何と言う・・・、何とも言えぬ・・・、何かしらの存在感!!!(笑)

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4. 会えたーーーーーー!!!天才的に、奇抜で、素敵で、独特の「精霊人形」作品を生み出す、おばちゃん。
ガイドブック片手に、ラオス語で名前を尋ねると「パリィ」と教えてくれた。
欧米訛りの英語より、アジア訛りの英語の方が、東南アジアの旅では、断然通じることを体得している私たち。
でも、もうこの際、ニホンゴ!(笑)
しかも、案外、しっかり通じてしまうから、オモシロい。
「おばちゃんに会いたくって、やって来ました!」と自己紹介してから、超個性的な作品たちを拝見。スペシャル嬉々!
お店を開いている最中も、チクチクと新作を制作していた、おばちゃん。
写真は、「それ、どうやって縫ってんのー?」(ニホンゴ)と尋ねたら、「こんな風にねっ!」て、見せてくれたところ。

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5. 山岳民族の衣裳を着た、人形たち。
何かに、二人乗りしているところ。厳密には、三人乗り!
細かい細工も、ひとつひとつが、丁寧な手仕事だと思うと、ますます愛おしい。
赤ちゃんを抱いているのは、「ママー」と、英語で教えてくれたので、
「じゃあ、ラオス語では、どう言うの?」って聞いたら、「マーサー」か、「ガーサー」のどっちかだと教えてくれた。
二つのうちの一方は、「パパ」の意味なのに、私が、どっちがどっちなのか忘れてしまった、、、という始末。なんたる、悔しさ!(笑)

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6. 停電中。ときどき、マーケットは、停電したりもするけれど、みんな、そんなの気にしない。

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7. サカナっぽいやつのむこうに、・・・ハッ!!!今思えば、これが、運命的遭遇だったのか。
後に、マーサー・ガーサーと呼ばれることになる、我が旅の化身との出会いの瞬間。(笑)

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8. 驚愕のセンス、圧巻のイマジネーション!
全部が全部、衝撃的にスンバラシ過ぎて、どれにしようか迷って、困って、とりあえず、並べてみた。

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9. 「ネコは、こうやって立てるよーっ。」と、おばちゃん。この表情が、またもや、どうにもこうにも神業!!
中には、ぎっしり綿が詰まっているから、しっかり立つ。
彼女の作品は、乗り物になる動物(下)と、乗る人形(上)が、一対になっていて、
組み合わせは自在だけれど、やはり、こだわりがあるのか、
私たちが、「これと、これはどう?」と、やって見せると、「うーん、こっちのがいい。」と直されたりすることも、しばしば。(笑)

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10. 片言のラオス語と、世界で、唯一無二の作品たち。一緒に、絶品のごきげんな時間を堪能した。
人柄も、纏う空気も、とても穏やかで魅力的だった、おばちゃんパリィ。いい笑顔!

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11. このモジャモジャモジャーーーー!!
何かに似てると、ずっと感じていた、その答えが、やっと今、分かった!
キダタローーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

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12. 超絶なマインドトラベルを終えた心地で、宿に戻り、ジャジャーンと記念撮影。「精霊人形オールスターズ」

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13. クール!牛に乗る「マーサー・ガーサー」。(※ 但し、この時、彼の名前は、まだ無い。)


そんなこんなで、私たちは、大量の「精霊人形」を買い占め、満足げに、帰路についた。
まさか、そんな我々の仕業により、おばちゃんが、翌日、店を休むことになろうとは、つゆ知らず・・・。(笑)

ナンテコッタ!!!・・・続。



⇒「ラオスの旅:#00 始動
⇒「ラオスの旅:#01 家族の肖像
⇒「ラオスの旅:#02 Flight = ナリタ(日) → ハノイ(越) → ルアンパバーン(老)
⇒「ラオスの旅:#03 遥かなる朝市への道 - 壱. 近所のワット
⇒「ラオスの旅:#04 遥かなる朝市への道 - 弐. スゴキャラ図鑑
⇒「ラオスの旅:#05 遥かなる朝市への道 - 参. エキセントリック「ミノムシ」と「アリ」の観察
⇒「ラオスの旅:#06 遥かなる朝市への道 - 肆. まんまんちゃんあん
⇒「ラオスの旅:#07 遥かなる朝市への道 - 伍. みんなの朝
⇒「ラオスの旅:#08 「朝市」ギャフン三昧
⇒「ラオスの旅:#09 「朝市」モグモグ
⇒「ラオスの旅:#10 グッド「ハロー」・グッド「シーン」・グッド「ミール」
⇒「ラオスの旅:#11 小学校前の「アイスキャンディーやさん」と「パートタイムふた係」
⇒「ラオスの旅:#12 街角の小坊主さんたち
⇒「ラオスの旅:#13 「ワット・シェントーン」のおっちゃん★オンステージ
⇒「ラオスの旅:#14 「ワット・シェントーン」赤堂と本堂のモザイク画
⇒「ラオスの旅:#15 『ワット・シェントーン』スゴ屋根「本堂」と、金ピカ「霊柩車庫」

⇒「」の項/⇒「ALBUM」シリーズ/⇒「ラオス - Laos」の旅あれこれ

⇒「laos」by hisami (husica)
by makisaegusa | 2013-08-31 01:49 | Travel-旅+おでかけ | Trackback | Comments(6)
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Commented by enzo_morinari at 2013-09-03 00:17
こ、こ、これは ── 。これはただごとではない ── 。
Commented by makisaegusa at 2013-09-03 00:29
>ゲンサー・ガンサー

そうだーー!これは、事件なのだーーーー!
そのあたりの芸術家気取りのごろつきどもは、おばちゃんの前に、跪かねばならぬのだーー★
Commented by enzo_morinari at 2013-09-03 03:46
4時間近く考えていた。なにゆえにバリィバーバの「精霊人形」をすさまじいと感じるのか。
答えが出た。バリィバーバとバリィバーバが紡ぎだす「精霊人形」はわれわれが生まれ、生き、知る世界から飛び出した「別世界」「異世界」にあるからだ。まさに、ガラムマサラに、スピリッツ/スピリチュアル・ワールドからのメッセージと受け止める以外にない。

バリィバーバと「精霊人形」は「パックス・アメリカーナ」「パックス・エウロペ」「パックス・シノワ」をちゃらにする。
Commented at 2013-09-03 08:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by makisaegusa at 2013-09-03 22:53
>ゲンシャー・ガンシャー

そう!!異次元への旅の如き、空気感だった!
この世の時計では測れない場所に、確かに、行っていた気がしていた、パリィに会ってから。
此処は、此処でなく。同時に、此処は、全ての場所であった。
Commented by makisaegusa at 2013-09-03 22:57
>★サー・☆サー

ヤッターーーーーー!!!!
では、この人形も、掘建小屋への旅に同行させることにしよう。
南北折衷!!わぁお。

ハイ!
次回は、ふぅと、一息。「朝の托鉢」です。
お坊さんたちのオレンジ色の袈裟が、美しい列をなしていました。
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