ラオスの旅:#01 家族の肖像。

ラオスの旅から日本へ戻り、もう一ヶ月。

この時の流れは、単に、"早い"とか、"速い"とかで、表される類いの感覚でなくて。
どっちが、現実なのか、幻想なのか。
いつの間に、日本時間の濁流に飲み込まれていたのか。
愕然とするあまり、またもや、顎関節を外しそうな勢い。(笑)
私は、打倒冬将軍を誓い、下唇を噛み締めながら、寒風の季節を耐え忍び、
彼の国に見た、のびやかで高くそびえるヤシの木を、眼の裏に想い浮かべては、そのイメージをエナジーの源として、なんとか、生存を果たしている。ブヘー、、、

さて、とにもかくにも、ラオス
日本人には、さほどメジャーでなくとも、ヨーロッパ人には、大人気の世界一不思議な国
国境を、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、中国に接する仏教国で、面積は、本州と同じくらい。
中でも、ルアンパバーンは、町自体が、世界遺産に登録されている。
しかも、ルアンパバーンの発音は、「バ」より「パ」のが先らしいことを見付けた私は、人知れず、したり顔。オホン!
・・・そんなこんな。
目的地を決めてから、ラオスの勉強を始め、その都度、へえと学びつつの、
この程度、ささやかに知識を増やし、あとは、移動中に何とかしようという、気楽な心づもりにて、いざ!

往復のエアチケットと、一泊分の宿があれば、充分!
地球の歩き方Lonely Planetがあれば、完全無敵!
こうして、私は、ヒサミ (husica)と、未定の明日を遊ぶ、ワンダーな旅に出発したのだった。

ここに始まるフォトアルバムは、北から南まで縦断した、ラオス12日間の記録

序章の今回は、旅の途中、どこの家の玄関や、店先にも、大きな家族写真が、飾ってあることに気付いた私が、
少しばかり、コレクションとして撮り貯めていた、色々なお宅の『家族の肖像』
オタノシミアレッ!
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1. ルアンパバーン洗濯やさんにて。家族写真について、店番のおじいちゃんに興味津々で、尋ねる我々。
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2. 真ん中の写真で、眉間にシワを寄せる赤ちゃんも、スクスク大きくなって、今じゃ、チビっ子
ちょうど、奥の部屋を、"まっ裸"で、駆けて行った。痛快!
いきなりの本人登場でも、唐突な親近感。その成長が、ついつい嬉しい。写真マジック!★★★★★
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3. 二番目に訪れた町、ポーンサワーンで、朝、サンドウィッチを買った大衆食堂。夫妻の本気写真。
ドリーミーなバージョンも、御座い〼。
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4. 自転車も、豪華に花付き。
独自の調査によると、どうやら、ラオスの男性は、気合いを入れるとき、ヘアスタイルをタイトな「七・三」にする様子。
うむ、これも、また実に美しい、「チェッド・サーム」(←むやみに、ラオス語で言ってみる。七・三。)
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5. 宿泊した、宿にて。三世代に渡る、父の肖像かと思って撮ったけど、歴代の社長かもと、思い直し、よく似た面影に、今、ハッと気付いた。
ヤヤヤ、これは、とある人物の人生の記録!?
老年期に着けている、勲章の多さったらもう。立派になったねぇ・・・、と、これまた、勝手に感慨深がる、私。(笑)
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6. お粥やさんに飾ってあった、ご夫婦フォト。よれた紙の質感までもが、えも言われぬ、良い雰囲気を醸し出す。
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7. 南部の町、パークセーの宿にて。部屋は、散らかしっぱなしなのに、一張羅(いっちょうら)で記念撮影する、勇気。(笑)
両手首に巻かれた、札束らしき物が、非常に気になる。
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7. ベトナム料理のレストランを営む家族の写真。この一家は、目に入れても痛くないほどイヌが好きらしく、接客の合間にも、イヌを溺愛。
もしくは、熱心にテレビドラマを観ていた。憎めない一家。
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8. メコン川下流の中洲、デーン島で、ホームステイした高床式住居の壁に、掛けられていた、写真パネル。
お父さんとそっくり、おばあちゃん
左の写真なんて、合成っぽさ満点で、最高にかわいい。(ただし、紐が、かなり邪魔!)


それぞれの写真が、それぞれの家族の物語を、纏っていて、しみじみと幸福。
嗚呼、、、こんな風に、家族の肖像を撮りながら、世界を旅するのも、スッゴク面白そう。

世界には、たくさんの家族の姿が、在る。
そんな、当たり前のことが、とても、嬉しい。



⇒「ラオスの旅:#00 始動

⇒「」の項/⇒「ALBUM」シリーズ/⇒「ラオス - Laos」の旅あれこれ
Commented at 2012-12-14 08:30
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2012-12-14 08:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by りさ at 2012-12-14 13:31 x

待ってました~♪
ラオスへトラベルチャンス!!
Commented by makisaegusa at 2012-12-14 23:38
>★

出ましたっ、ブフォー!
謎の言葉!!(笑)
ねえ、それって、どういう時に使われる、擬音ナノー??
Commented by makisaegusa at 2012-12-14 23:44
>トリチ子

わ、うれし。
独りごつ時間は、さぞや、ごきげんだったことでしょう。
あれ、違う? (笑)

うん、それ言ったかも。
ラオス、、、夜には、家族何世代も一緒に、夕食を食べるような、あったかな作り笑いのない国でした。
ご近所の友だちとかも、一緒だったり。
人が、人として、もっとも大切にすることが、当たり前に大切にされていてね。
ありがとう、って、言いたくなったよ。

それで、いいのにね、人生でやるべきことなど。
愛する人を、愛して、守って、生き抜いて、一生を終えるだけってゆう。
他のこと、やる暇もないくらい、他のことに、うつつを抜かす余裕なんて、
ほんとは、与えられてないんだよ、ね。
さてと、生き抜きましょうか。

まずは、選挙。
変えてやる!
Commented by makisaegusa at 2012-12-14 23:59
>リサ

トラベルチャーンス、来ました、遂にっ。ヤッター♪♪
おめでとうゴザンス!!
長旅になるやもしれませぬ、、、心して、エンジョーイ!!!!


by makisaegusa | 2012-12-12 19:26 | Travel-旅+おでかけ | Trackback | Comments(6)