うつらうつら、春。
「ノスタルジック散歩道:#1」から、遡ること、30分ばかり。
再会を果たした、私たちが、最初に向かった先は、小学生時代の6年間通った、我らが母校!
そこに、どうしても、会っておきたい樹が、在ったから。
広い運動場の片隅に、ずっしり根を張り、立派に立っていた、その大木。
その樹は、「えのき」と呼ばれていて、子どもたちの格好の遊び相手だった。
木登りをしたり、かくれんぼをしたり、陣地になったり、そして、写生会には、絵のモデルになってくれたり。
(※ えのき = 当時の私は、固有名詞だと思っていたけれど、後に、一般的な木の名称「榎」であることを、知った!)
あれから、20年の歳月を経て、どんなに成長しているんだろうと、胸を踊らせながら、独特にゴツゴツした木肌を、思い浮かべながら。
久しぶりに、踏みしめる運動場の砂の上、なんだか、嬉しくなって、タイヤの上をポンポン渡って、「えのき」に到着。
・・・そして、ショックを受けた。
春なのに、葉っぱ一枚ない、枯れ木みたいな大樹の姿。
[photos: retouched by LOMO!] - クリックで拡大。
枝は、金属のポールに支えられ、木の周りには、囲い。
苔むした太い幹は、相も変わらず、美しい、、、、けれど、悲しくも、直に、触れること叶わず。
下から、ぐっと首を上げて、見上げた枝は、それでも、まるで、空にまで根っこを張っているかのようにも見えた。
それから、静かに、しばし。
青々と、葉っぱをつけていた頃をイメージ。
地上で起こる、改修工事なんかの影響で、体調を崩してしまったのかな、なんて、考えながら。
こうして、切ない再会になってしまったけれど。
「前よりは、少し元気になったんだよ」って言う、ナオミちゃんの言葉と、最後に見付けた、ささやかな黄緑色の生命力の断片に、希望を託して。
私は、校庭を後にした。
それでも・・・、会えてよかった。
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ほんとだ!
6月なら、早そうだなあ。笑
先に、6月があって、5月が来ればいいのにー。
そしたら、ささっと分解されて、ささっと再生!!
うん、出来そうだ。ウフフ!
木は、植物は、いつも、私たちへの戒め。
素直だからこそ、まっすぐに、環境の変化を教えてくれる、、、
でも、全部のストーリーをつなげて考えないと、断片だけでは、ダメ。
守りたいって気持ちがあるけど、環境は、好き勝手に変えてしまう、
なんだか、これまた、ムチャクチャだよなあって、思う。
あ、話、逸れてるね、相変わらず。エヘヘ
でも、きっと、5月より6月が先に来ない理由があるはずだッ。
うーん。
わかったーーーーー!!!
膨大な、新しい生命の息吹きを、ちゃんと確認してから、
逝くものたちが、安心して、土に帰れるように、、、
5月の方が、先に来るんだねーーーーー☆
ああ、なんて感動的なんだ。
この妄想、完璧だッ!笑