時代を越える。

d0018646_23455733.jpg
photo:祝島から海を臨む景色。自宅から3kmの距離にある上関原発予定地を、毎日、双眼鏡で観察しているんだと言う、地元のおばあちゃんと話をした。夏の日。「昭和カメラ」で撮影。

間もなく終える、2011年という一年を、振り返りながら。
例年になく、年を越えるという実感の無い、この感情を、穏やかに受け止め。
きっと、自分にとって、「3.11」こそが、何よりも新たな時代の幕開けだったからに違いないと、答えを見付ける。

人、街、文化、時代、、、あの日を境として、分かたれた、あらゆるもの。
そして、やっと、「生き始めた」ような、気がした、私。
自らの意志で選び、行動し、そして、生きて行くという、意味において。
まさに、生きることが「動詞」であったのだという感覚に、とうとう、辿り着いた。
いや、きっと、まだまだ、こんなものじゃないのだろう、けれど。

震災からの終わらない、災害の中。
まるで、世界が、二分されていくかのような、意識レベルの分化を、目の当たりにしつつ。
常に、私が、自分に問いかけたのは、信念に揺らぎがないか、一本筋の通った生き方をしているのか、ということ。
自らの無知を恥じ、省み、必死で、真実を求め、感情の波に揉まれて。
結局、辿りついたのは、未来の自分に誇れるほどに、全身全霊、「今」という時を生き抜くこと、それが全てだという、最もシンプルな指針。

未だ、私たちの在る、「はじまり」という場所。
感覚や、意識を分かち合うことの出来る仲間たちと、共鳴し、さらに、繋がり合いながら、新たな時代を構築していくのであろうことを、予感し。
除夜の鐘の音に、身を預けながら、また、ひとつの地点を通過する。

言葉を超越した、なにかを、信じ続け。
ただただ、真摯に日々を生きて行こうと、自分に誓う。
光の射す方角から、目を逸らすことなく、ひたすらに。


⇒これまでの「写真とことば」/⇒「昭和カメラ」の風景いろいろ
by makisaegusa | 2011-12-31 23:44 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://makisgs.exblog.jp/tb/15199839
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by TAKA at 2012-01-01 01:39 x
あけましておめでとうございます。
昇り竜の如くますます飛躍の1年になりますようにお祈り申し上げます。
作品を楽しみにしています。
Commented by makisaegusa at 2012-01-02 00:29
>TAKA

なんて、立派で輝かしい、新年のあいさつ!!さすが、タカサン!!
日本語は、実に風流だねえ、、、

いつでも、凪の海を、心の中においておくのが、私の目指すところ。
ますます、何事にもしなやかに、遊びごころを忘れず進んでくことを、目標に参ります。
本年も、どうぞよろしくね。
タカサンと、タカサンの家族、仲間たちに、穏やかな幸福が、溢れていますようにー!Salud!!
<< 初夢の残像。 WA RA SHI BE 20... >>