風に混じる、空気のザラつきまでもを、身体に流し込む。
鋭敏な感受性のままに生きることは、同時に、劇物への弱さを、抱え込むことになるけれど。
奥底にまで届く、痛烈な刺激を、恐れるあまり。
しなやかな感性を放棄して、冷え切った物体に成り下がるよりは。
生々しい痛みを受けながらも、常に、世界の彩りを鮮烈に感じられる、血の通った生身で、あり続けたいと、私は思う。
だから、私は、吐き出す呼吸に、少しの棘を含ませる。
それは、外圧に屈しないための、ちょっとした抵抗と、遊び心。
⇒これまでの「写真とことば」
うわあ、ほんとに、光栄です。
私の言葉でよろしければ、いつでも、ドウゾ。笑