記憶の在処。

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これまで、自分の周囲で起きた全てを、覚えていたいと願うけど。
実際は、そう巧くもいかなくて。
時々、すっかり消えてしまった記憶があることを知り、すごく驚くことがある。

ただ、そんな時には、決まって。
誰かが、私に代わって、妙に、しっかりと覚えてくれていたりするから。
まるで、自分の忘れ物が、知らないところで、こっそりと大切にされ、時を越えて、ここまで届けられたかのようで。
それが言いようもなく、感動的で嬉しい。

きっと、私たちは、お互いの記憶を、分担しながら記録して、未来へ運ぶ。
いつか共に、思い出し、語り合えるように。
ピースが集まった時、やっと、ひとつのストーリーが完成するように。
ちゃんと、ちょっと忘れて。
代わりに、誰かが、ちゃんと、そっと覚えててくれる。

だから、元より記憶なんて、独りでは、抱えきれないようになっているのかもしれない。
だから、人の心に、誰かは、とても残像を残すのかもしれない。


⇒これまでの「写真とことば
by makisaegusa | 2011-09-29 00:21 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(0)
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