私たちの大いなる不幸の一つは、求める情報を得るのに、海外のメディア経由でしか果たせなくなってしまったという事だと、改めて、悔しさを噛み締めたりする。
さてここに、現場を教えてくれる、重要な番組がある。
8月末の放送以来、大きな話題となっている、ドイツのテレビ局ZDFによる「フロンタール21」。
本宮市で農業を営む、ある男性へのインタビューを通して、放射能被害の実態に迫った番組には、私たちが、知りたい、本当の福島の姿が、映し出されている。
放射性物質の検査をする、スタッフの「もはや食べ物ではなくて放射性廃棄物です」という言葉に、私は、愕然として、言葉を失ってしまった。
それでも、自らの無知が、無自覚に、不本意な方向への舵に、加担してしまうことが、ないように。
可能な限り、情報を求め続け、そこに在る、憤りと苦悩、悲痛な声を、直視する。
私たちは、一体、何をすべきか?
未だ、知るべき多くの真実があることを、強く意識する。
「Die Folgen von Fukushima ドイツTV 福島原発、その後(日本語字幕)」
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