一貫。

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非現実的現実が、幅を利かせるご時世に。
現実と非現実、反転しそうなバランス上。
かつての逃避先が、ままならずとも。
私たちは、あくまでも、現実の酸素でしか呼吸出来ず。
私たちは、あくまでも、現実世界の住人として生きて行く。

・・・改めて、相当冷静に、この世界を見渡したとして。

人を、殺し過ぎる。
人が、殺され過ぎる。
命を、絶ち過ぎる。
命が、絶たれ過ぎる。

そんな惨憺(さんたん)たる現状に、痛覚をやられたような日常で。
絆など骨董に分類してしまいそうな危うい脳が、深く思考をすることもなく、ニュースブリーフを流し読む粗末なボンクラ。
私は、身近にある"闘える命"を目の当たりにするにつけ、
数年前、「生きてく子ども」プロジェクトを立ち上げた頃の精神を思い起こし、「生きる」意味を再び自問する。
あの頃、既に予感は、現実となってはいたけれど。
私たちは、今、ますます感覚を鈍らせて、現在進行形の異常を、異常と感じることすら忘れつつある。
人を殺めることなど、どんな理屈をもってしても、決して許されないというのに。

見えるものも、見えないものも。
触れられるものも、触れられないものも。
聞こえるものも、聞こえないものも。
信じられないような非現実的現実も、仮想現実までもが、現実の産物。
私たちの責任は、このフィールドに在る。
「生きる」意味を、今一度、真摯に考えなければ。

そして、私は、一つの使命として、このプロジェクトを遂行して行かねば。
(・・・えぇ、関西での展示を早々に手配致します。笑)

⇒『生きてく子ども』スライドショウ*どんな感情が起ころうと、最後まで観ること。
⇒『生きてく子ども』展示会場に残された「みんな生きてく」*みんなの答え。
Commented by e/ at 2011-03-07 23:50 x
祝!関西展示!!
あ、まだか(笑

やろうね、ちゃんと。
Commented by makisaegusa at 2011-03-08 03:56
>e/

イーーーーサン!
そんなこんなで、今月末から、全く毛色の違う展示を二週間ばかり、
大塚のあのお店にて、開催が突如決定しました。笑
トータリー、マキサエグサ展。
ただ、ひたすらに、陽気。

ミッションの方向は、やはり、生きてく・・・。
春が来たら、私のフットワークはより軽くなって、かなり動ける雰囲気。
やってくれるはず、フューチャー、ミー!笑
by makisaegusa | 2011-03-04 16:21 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(2)