16回目の刻を見守るしきたり。

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毎年、この日、その時刻が過ぎ行くのを静かに見守るのが、いつからか私のしきたりになった。
まさか、そんなことは起こりえないのだけれど、ただ何事もなく、無事にその時を越えたことに、ふぅ、と胸を撫で下ろしてから、眠りに就く。
"阪神淡路大震災"から、16年目。
きっと、体験した全ての人にとって、永遠に特別の意味を持つ日。
私は、深呼吸をして心を鎮め、あの時に思いを馳せる。
毎度、同じ。
深く奥底に封印した想いに届く寸前、涙に変わる感情は、やはり言葉には、置き換えられず。
どうしようもない超絶なる自然への畏敬の念か、多くの命が奪われたことへの恐怖か。
いまだ、片付かないまま封印された、あの頃の感情に呼吸を乱しながら、そのこと自体に、季節の到来を感じたりする。
そして、こうしてカウントする「はじまり」からの年月に、感情を当時に引き戻され。
有り難くも私は、半ば強制的に、改めて生きる指針を確かめることになる。

過酷な試練もまた、光を知るための天命だったと想いを改める、今。
あの日、神戸の瓦礫の下から生き延び、この16年間に、私と繋がることの出来た、新たな友だちとの出会いに、心から感謝して。

黙祷。
・・・そして、私たちは学ばねば。そして、生かさねば。


[いままでの1月17日]
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⇒2009.1.17 「●●●●●●●●●●●●●●
⇒2010.1.17 「15

DAYS JAPAN
by makisaegusa | 2011-01-17 12:33 | Photo+Kotoba-写真+ことば | Trackback | Comments(0)
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